2012-02-25

環境クラブ 第1弾『植林』

巡回している学校で環境クラブが出来ました。
実は3年前に環境クラブがあったみたいですが、消滅したみたいです。
先生の提案で、環境クラブが再スタートしました。

クラブ活動なので、希望者が集まって行なうものだと思っていたら、
5年生全員がメンバーみたいです。
この学校はベリーズでも最大級の学校。
生徒数は1000人を越え、5年生だけで4クラス120人以上はいる。
それを同じ時間帯で環境クラブを行ないたいと言うから無理がある。
不安を抱えながらも、クラブを押し付けられた感じでスタート!!


環境クラブの第1弾は植林。
そんな訳で、昨日は植林を行いました。
3年前に少し植林を行なったので、その続きをしたいと先生からの要望。
学校のグランド周りに植林を行ないたいといわれたが、普通よりも範囲が広い。
植林のために生徒に家から苗木とスコップを持ってきてもらいました。
1割の生徒がスコップを持ってきて、2割の生徒が苗木を持ってきました。
酷いクラスだと誰も何も持ってこない。
自分の予想通りの結果なので驚くことはないが、予想以上であって欲しかった。


大きく育て!!


植林の手順は以下の通りです。
①穴を50cmぐらい掘る
②穴に少量の水を入れる
③穴の半分をほぐした土で覆う
④苗木を入れる
⑤土を軽く被せる
⑥葉っぱを湿らすように水をかける













写真を見てもらえば分かると思いますが、
植林したのはココナッツの木です。
グランドの土は意外にも肥沃。
帰国までの10ヶ月でどこまで大きくなるか楽しみ。

今回の植林は2クラスしか参加できなかったけど、
同時に2クラスを見るのはシンドイ。
同時に4クラスになったら大忙しだな。

2012-02-23

アートクラブ『クレヨンスクラッチ』

先週金曜日のアートクラブでは『クレヨンスクラッチ』を教えました。
今週の金曜日は『フロッタージュ』を教える予定です。





自分の職種は環境教育なので、環境に関するアートをやろうと思うと、
工作にどうしても走らないといけません。
でも、子供たちはアートをしたくてアートクラブを選択したので、
色々なアートを教えようと奮闘してます。
アートは自分にとって、遠い存在だったので知識不足で困る。
アートクラブの時だけは美術隊員になりきる予定です。


さあ、先週の話ですが、
クレヨンスクラッチをした経験が全く無いので準備に悩みました。
ベリーズで手に入るクレヨンの質がクレヨンスクラッチに向いていない。
どのクレヨンも硬くて脆く、濃く塗れない欠点があり。
下地の明るい色を塗るのにも一苦労。
その上から被せる黒色はさらに苦戦。
ネットで見る作品のように、下地が見えないぐらい真っ黒にすることができない。
そしていざ削ると、下地まで一緒に削れてしまう。
中途半端に覆った黒クレヨンから見える下地の明るい色と削った部分の白色ライン。
クレヨンスクラッチとしては失敗かも?


好きな色とデザインで塗りつぶす

明るい色を黒で塗りづぶす


黒を塗るときは全力で

準備完了

いざ、スクラッチ


でも、子供たちは見本用の自分の作品を綺麗と言って、
自分達の作品をお互いに比べるほど喜んでいた。
子供たちは十分にクレヨンスクラッチを楽しんでくれた。
本当はもっと綺麗なコントラストを見せてあげたかった。
クレヨンの質は残念だが、
安価なクレヨンと紙とつまようじでできるクレヨンスクラッチはオススメ。






2012-02-17

廃油キャンドル 本番用

最近、キャンドル作りを怠けてましたが久しぶりに作りました。
今回は実験用ではなく本番用です。

材料は

廃油 form 同僚のレストラン

廃キャンドル


実験で分かったことは、
ガラスカップに入ったキャンドルは柔らかく、パラフィン率が低い。
なので、廃油を固めるのに多くのキャンドルが必要になる。
そこで廃油に添加するキャンドルの量を減らすために、
使用済みキャンドルのほかに普通のキャンドルを少量添加しました。
普通のキャンドルは色つきのものを利用して、
クレヨン代わりの着色を兼ねることにしました。

容器は無難にジャムの瓶。
持ち運びが便利だし、火をつけても安全だから。
芯は友人のアドバイスから画鋲に紙を丸めて作成したが太すぎた。
火力が強い上に煤が酷いので、芯の太さを調整し直さなければ。

完成は以下な感じ。


空き缶と空き瓶

とりあえず、キャンドル作りのワークショップができるように手配しよう。
Earth Hourでこのキャンドルを使用したいけど、できるかな?
周りの人の協力を多く得ねば。

ちなみに配合比は
廃油:廃キャンドル:新キャンドル=50:40:10です。
これよりもキャンドルの添加量は落とせるけど、硬度を考えればこんなもの。
好みでどーぞって感じです。

2012-02-16

選挙

ベリーズで来月7日に2つの選挙が同時に行なわれます。
そして、昨日が選挙日の20日前だったので、
候補者がノミネートされ、パレードを行なってました。

この国の選挙に関する法律は不明ですが、
この町の現政党の候補者は夏ぐらいから知っていたし、
所々でアピールしてました。
ポスターとかも去年からずっとあるけど、最近はデカイ横断幕が増えた。
テレビも選挙関連のCMが増え、現政党に対するネガティブキャンペーンを
毎日見るようになってきた。
選挙直前になったら、どんなに騒がしくなるか楽しみ。


パレードの様子を紹介します。
赤は現政党のUDP、青は野党のPUP。
この時期に赤や青一色のシャツを着ると誤解が生じるので要注意。
選挙においてボランティアはあくまで傍観者です。











パレード後にジュースを配っていたせいで、街中紙コップのゴミだらけ。
次の日の朝までに清掃局員が掃除をするから、朝にはもう紙コップは見なかったけど。
捨てる人が多すぎるし、ゴミ箱も設置されてなかったような気が...
大人の環境に対する意識の低さを再確認。

2012-02-14

ルタマヤへ向けて 練習その1

La Ruta Maya(ルタマヤ)をご存知でしょうか?
http://www.larutamayabelize.com/main/default.aspx

ルタマヤはベリーズで毎年行なわれるカヌーの大会です。
4日間で170milesもあります。
2日目は最長の60milesと疲れること間違いない。
ベリーズは『mile』表示なので『km』にすれば、60miles=100km。
この距離は世界で2番目(?)の長さみたいです。
なので、世界からも参加者が来る国際レースらしい。
ベリーズで行なわれる国際大会と言えば、自転車かカヌーぐらいかな?
国際大会と言っても、自分達みたいな素人からマジ本気な方々までそれぞれ。


大会に向けて、我々のチームも練習を行ないました。
去年は男性と女性で2チーム出しましたが、
今回は人不足から自分と女性2人のミックスチームで出ることになりました。
ちなみに、3人1チームです。
ほぼ初心者3人で練習をした結果は無残でした。
その様子を写真で紹介。

スタート前

準備中のチームメイト

穏やかな前半

トイレ休憩

一回目の転覆

水を除去する本人

カヌーに捕らえられた魚たち

転覆?回目

ほぼ完全に沈没

再スタート間際




ガイド曰く、先日の雨で増水しているから普段6時間かかるが5時間であろう。
結果は7時間半。
前半の中間まではガイドの言ったとおり3時間で着いたけど、
後半は2時間予想が4時間半もかかった。
増水は我らの味方にはならず、敵として現れた。
前半はたくさんのイグアナや鳥を発見するほど余裕だったのに。

にしても、我らが翻弄されたあの川を逆走するチームがいるから信じられん。


今回の練習はハードだったけど、
高校時代にやった元旦イカダ下りに比べれば楽だった。

2012-02-08

アートクラブ『ペーパーロールオーナメント』

先週金曜日のArts&Craftの授業を紹介。
普段の環境教育も紹介したいけど、
授業を真剣に学んで欲しいからカメラは取り出せない。
そんなわけで、美術の授業の写真しかありません。

今回教えたのは、前回のブログに載せたトイレットペーパーの芯で作った飾り。
これは子供たちに以前から人気だったので、いつも以上にはりきってました。



相手は小学校1年~3年生なので、
それに合わせていくつかの補助道具を用意しました。
作り方と一緒に軽く紹介します。


《作り方》
1.芯を8等分に切る。
  →ちびっ子に8等分を要求することも、指定したサイズで切ることも困難なので
   型紙を用意。1.2mm幅の長方形の厚紙を配り、それに合わせて切ってもらう。


先生と1年生(可愛いけど不器用)

2.各パーツをノリでつける
  →8個のパーツを4組(1組2つ)に分け、ノリを付けた後にクリップで固定する。
   ノリが乾くまで待てない子や固定場所がズレてしまう子対策であり、
   ノリが乾くのを待つ時間を短縮できる。
  →各4組のノリが乾燥したら、4組をパーツにノリを付け作品を完成する。


パーツを2つずつ固定中


3.作品に紐をつける
  →家で飾るように紐を作品につける。しかし、子供たちは首飾りとして紐を利用。


完成間近

乾くまで待機中


時間があれば...
作品に色を塗りたかったけど、時間切れ。
授業の時間は14:45→15:30だけど、
生徒が集まって開始するのに15分ぐらい掛かるので、
実質の作業時間は30分ぐらい。
要領の分かった子は自分で違う作品を作っていた。

今回は、型紙とクリップを使ったおかげで、
1年生でも時間内になんとか完成。


首飾り?


次回は、
『クレヨンスクラッチ』もしくは『葉っぱのフロッタージュ』を教える予定。
これから数回は本格的に美術を教えます。
なんでも環境教育に結びつけるだけでなく、
子供たちが美術を学びたいという思いに応えたい。