2012-01-31

『作品名不明』

トイレットペーパーの芯を使った作品。
今はサンプルを生産中。
色んなデザインの見本があれば嬉しいけど、
検索しても以外に作品が少ない。
創造力が少ないのでいいアイディアが浮かばず。
もう少し、子供の関心を引くデザインができればいいのだが。

このアイディアは材料の割りに良い作品ができる。
アートを一緒に教えている先生にも好評。
そして、比較的に簡単に作れる。
心配は、1年生に芯を切るだけの力があるかである。

蝶1

蝶2

華1

華2

華3

アートクラブ『切り紙』

アートクラブが最近は楽しいです。
巡回先の学校で金曜日の14時半過ぎからクラブ活動があります。
対象は1年生~3年生。
たった45分なのが寂しい。

今回は2回にわたり、『切り紙』を教えました。
新聞紙を正方形に切り取って、8っ折にして、切るという単純な作業。
作品(切り紙)を厚紙に貼って、絵を描くまでが目的だったけど、2週かけてもできず。
大半の子が1週目に作った作品を忘れるから、一から作り直し。
2週目はさすがにみんな手際が良かった。
でも1年生は強敵だ!


2週目(1週目カメラ忘れる)

1年生はちっちゃくて可愛いだけど、作業が遅い。
1年生に合わせると3年生は退屈して、次のステップを求めるし、
先に進めば、1年生が混乱して作品ができなくなる。
そんな訳で、作業をいかに容易にするかがポイント。

今回の作業のポイントは、
・新聞紙を正方形に切り取る
・紙を8っ折にする
・紙に下書きをする
・線に沿って切り取る

たぶん幼稚園の先生とかなら、この作業を教えることは簡単であろう。
残念ながら自分には、年齢に見合った作業が分からない。
ちびっこたちの様子を見て判断するしかない。
できない子にはフォローをすればいいのだが、
ベリーズの子は自分ができないと思うと人にやって貰おうとする子が多い。
なかには、最初から挑戦しないでやって貰おうとする。
本当にできるのか、できるかもしれないけどやろうとしないのか判断に困ることもある。
結局は、よく観察しないといけないが観察する余裕はなかなか取れない。


今回は新聞を正方形に切り出すことがちびっ子達の鬼門だったみたい。
正確に正方形を切り出すことは難しいから、
正方形の型紙を配り、それに沿って線を描き、それを切り取ることにした。
型紙に従って線を描くことが難しく、型紙がずれて大変そうだった。
1年生の中にはハサミが上手に使えず苦戦する子もいた。
正方形ができれば8っ折だがこれは簡単。
中には大雑把な生徒がいて、よく分からないものを折っていたが。
8っ折ができたら、下書きをする。
最初から自由に下書きさせても混乱するので、下書きの見本を紹介。
子供たちの下書きは見本からかけ離れているにも関わらず、自信満々に見せにくる。
もし自分の見本と彼らの下書きが似ていると思っていたら、彼らの認識を疑ってしまう。
あまりにもひどいものはやり直しをさせる。
最初の1つ目は見本どおりに行い、それからオリジナルを作成してほしかった。
でも最終的には、どんな下書きでもOKを出す。


作品と手順書

こどもたちにとって、どんなに上手な作品を作るかより、
下手でもいいから作品を作ることが大切だと思った。
子供たちは下書きを切った後にできる作品を見て、驚く。
何せ、見本とは全然違うものができているのだから。
彼らは自分の作品を気に入って、友達同士で自慢しあっていた。

部屋が暗いからピンボケ


切り紙の一番楽しいことは、切った作品が開いたときにどうなるかである。
小さいころは、自分の好きなように切って、どんな形になるかワクワクした。
そのワクワクをベリーズの子供にも伝わったことが嬉しかった。
アートやクラフトは普通なら自分の思い描くものや見本に向かって作るものだが、
切り紙だけは完成が未知である。
特に子供であれば、なおさら未知なものができ、そこから大きな驚きを得ることができる。
新聞紙で『切り紙』は単純で、子供にも環境にもいい遊びだと思う。
ぜひ、途上国ではやってもらいたい。

1年生の作品

一番上手な子の作品

両サイドはカメラ好き

2012-01-26

本日は冬休みなど色々と用事が重なったせいで行けなかった学校に久しぶりに訪問。
自分の授業を楽しみに待っていた子供が喜んでいる姿を見ると嬉しくなる。


3月は世界水の日です。
その日に合わせて、イベントをする予定はありませんが、
その時期に定期授業の内容を水にしたいと思ってます。
でもって、ポスターとか貼る予定。


水についてどんな授業をするか迷い中。
子供たちができることは節水と言う選択しぐらいだと思う。
最終的には節水を使用ねって言って、いくつかの案を提案するけど、
それまでの流れをどうするのか?
せっかく世界水の日だから、世界の水事情に焦点を当てたり、
子供たちが普段知ることができないことを教えたい。
新しい発見や衝撃で水の日を印象付け、水に関心をもってほしい。


最近、気になるのが水難民や水戦争。
水難民についてググッたら、ソマリア難民がヒット。
ソマリア難民が水不足で劣悪な衛生下にいることがわかったが、
水難民とは意味が違う。
ちなみにソマリア難民であるキャンプ地は40万人とかいてあったが、
難民の数がベリーズの総人口を越えている。
キャンプの大きさは不明だけど、改めてベリーズの人口密度の低さに驚く。


あと水と言えば、バーチャルウォーター(仮想水)とかあるけど、
あれもよくわかんない。
食品が育つのに要した水とあるが、
水は使用したら無くなるものではなく、循環するものだから、
バーチャルウォーターなど、どうでもいい気がする。
牛肉を輸入すると何Lの水を輸入することになると言っているが、
実際は牛肉に含まれる水分量しか水を輸入していない。
飼育の過程で水は消費しても、飼育された場所でしっかりと水は循環している。
学者の遊びで物を話しているだけな感じ。


水に関して、教える内容はいくつでもあると思う。
でも、今はまだいいアイディアはなし。
とりあえず、水に関して調べ直してみよう。
もしかしたら、自分の知らない新しいこともあるかも知れない。
子供が楽しく学んでくれるために頑張ろう。


世界水の日
http://www.unwater.org/worldwaterday/

2012-01-13

廃油キャンドルを点火しましたが

先週と今週で2種類のキャンドルを作りました。
1つは、廃油+キャンドル。
もう1つは、食用油+廃キャンドル。
次回は廃油+廃キャンドル+キャンドルで作成します。

今は、キャンドルの油への添加量の検討を行なってます。
思ったよりも廃キャンドルが曲者で困ってます。
できるだけ原価を抑えた上で、廃油の割合を増やしたいのだが...


手前が今週、奥が先週に作成したキャンドル


問題は廃油キャンドルの燃焼。

火を点すと、時間が経つにつれキャンドルが液化してくる。
原因は、キャンドル点火量、キャンドル芯、キャンドル容器だと思う。
使用時は容器を使うので、液化してもいいけど、
液化したことで、キャンドルの芯が支えを失って倒れてしまう。
容器を使わず使用する場合は、キャンドル添加量が増えるので却下。

今後の目標は、液化もしくは軟化時の合格基準を決める。
容器がある以上、芯さえ改良すれば完全に液化しても使用には問題ない。
かといって、使用すると100%液化するキャンドルも情けない。


食用油+廃キャンドル

廃油+キャンドル

キャンドル添加量 左→右

廃油キャンドルを作ることは簡単なことだけど、
使用することを考えると難しい。
とりあえず、廃油+廃キャンドル+キャンドルの気に入る配合比を見つけよう。
この辺りが、完成したら次のステップに進もうかな?

2012-01-06

廃油キャンドル始めました。

ベリーズに来る前から考えていたのに、ずっとお蔵に入っていた廃油キャンドル。
以前に少しは実験したけど...

5種類×3つ



今回から真剣にスタートします。
目指すは3月のアースアワー。
アースアワー時期にキャンドル作りのワークショップをして。
アースアワーの日に公園かどっかの施設か学校でキャンドルナイトをしたい。
そんなことで昨日は第1弾を作成。

異物いっぱい廃油

廃油は同僚の飲食店から提供して貰いました。
キャンドルは以前購入したもの。
将来的には使用済みキャンドル(燃えきらないキャンドル)を使う予定。
すなわち、『廃油』+『廃キャンドル』⇒『新キャンドル』。
エコロジーってよりもエコノミーを最優先してます。


廃油キャンドルの作り方は、キャンドルを使用します。
固めるテンプルは大量に持ってきたけど、現地で買えないから意味なし。
他の薬品から作ることも考えたけど、何せ薬品が手に入らない。
水酸化ナトリウムも100%エタノールも入らないものだらけ。
人によっては、キャンドルから作る廃油キャンドルに抵抗あるかも知れないけど、
キャンドルをある程度添加するだけで廃油が利用できるのだから文句なし。


昨日は、『キャンドルの添加量による廃油の固化』について検討しました。
具体的にはキャンドルの添加量を10~50%に振り分けてキャンドルを作成。
結果として、少量添加でも廃油は固化することが分かった。
用途に応じて、添加量を決定すればOK。
でも、まだ色々と試さないといけないことがある。

濾過した廃油

左から10、20、30、40、50%

今後の課題は廃油の異物処理や脱臭。
今回は不織布とコーヒーフィルターで2段階の異物除去を行なったが
目詰まりが酷く、時間がかなり掛かってしまった。

今日は燃焼実験かな?
アロマ入れてないから臭そう。

2012-01-04

Cartridge Recycle Company

昨年の暮れに、ベリーズシティー内にある会社を訪問。

会社名はCartridge Recycle Company。
この会社では使用済みインクカートリッジの再充填などを行なっている。
エコカートリッジ、リサイクルカートリッジと呼ばれる類な商品。

Cartridge Recycle Company @Belize city



日本で、インクカートリッジのリサイクルが進んでいると思うけど、
基本的には消費者の意識に頼っている部分が多いのでは?
日本人はわざわざ使用済みカートリッジを小売店に持ってくるので素晴らしい。


ベリーズではカートリッジの回収はされていない。
自分が所属する町役場とか学校では使用済みカートリッジが多く出る。
そして、そのまま捨てることになる。
使用済みカートリッジの発生源さえ押さえれば、回収しやすいアイテムである。
問題はカートリッジを引き取る会社。
幸いにベリーズでは1社発見した。

使用済みカートリッジの詰め替え行為は日本ではあまり評価されていないと思う。
巷にエコカートリッジとかリサイクルカートリッジとか名前はいいが。
正規品でない分安いけど、品質に問題があると言われている。
どれだけの違いが有るのかは不明。
最近は各企業が自社カートリッジの回収に励んでいる。
環境貢献のためとあるけど、詰め替え業者に再利用されないためなのかな?
回収した商品の一部は再利用し残りは再資源化。
再利用と再資源の比率は不明だけど、再利用率は低そう。


ベリーズでは、Canonのプリンターをよく見る。
もちろん、Canonはベリーズでカートリッジ回収を行なっていない。
他のプリンターメーカーも同様。
売りっぱなしの状況。


さて訪問先の紹介。
使用済みカートリッジの回収、再充填、販売を行なっている。
ベリーズではCanonのほかにHPがメジャーとのこと。
もちろん他のメーカーもある。
倉庫にはたくさんのメーカーの在庫があった。
現在は、使用済みカートリッジが過剰すぎて困っている。
顧客が少ないために、在庫いっぱい。
それでも14年間も続いているので、それなりに支持されているということ。


使用済みトナー

空箱?



今回の訪問に合わせて、職場から出て使用済みトナーを持参した。
自分はてっきり正規品トナーだと思ってましたが、実は再充填品だった。
言われてみれば、箱にもトナーにもCanonのマークが一切なかった。
知らず知らず正規品でないものを使っていた。
この商品がどこ製なのか調べていないけど、ベリーズの市場にはいくらかあることがわかる。
あとはこの市場で訪問先企業がいかに頑張るか?
訪問先企業が頑張って商品を売っていただかないと、
カートリッジのリサイクルが成立しない。
今のように在庫を抱えすぎているはこちらとしても困る。


再充填カートリッジには賛否があると思う。
でも、再利用されることでゴミの排出は減る。
だから、学校で推進して行きたいが、マーケットの需要次第である。

再充填トナー

2012年、明けました。

肌寒い1日が続いてます。

乾季なのに年末年始はよく雨が降りました。
乾季は雨季に比べて短いから、乾季まで雨に降られると困る。
気温は平均して下がっているけど、週によって暑かったり寒かったり。


とうとう新年が明けました。
帰国まで1年となってしまった。
ラスト1年は仕事も旅行も満喫したいので、長期的なスケジュールを立てよう。
やりたい仕事、行きたい場所を一覧にして遣り残しの内容に。
去年1年はやりたいことをどれだけできたか不明。
なんとなく生活しているとなんとなくしか結果がわからん!!
1年はあっと言う間。
社会人になって身にしみているけど、貴重な時間を有効に使えるかは別。


自分にできることは?
自分にしかできないことは?
自分がしたいことは?
自分の伝えたいことは?
自分がしたくないことは?
自分にできないことは?
ベリーズにおける自分はこの1年でよく分かってきた。
インプットが終わり、アウトプットに切り替えよう。
ある人はアウトカムが大切だと言っていたが、その領域は...


年末はベリーズのリゾート地で過ごしました。
おかげさまで生活費がない!!