2011-06-29

図書館ワークショップ 挫折中

本日、図書館のワークショップ2日目が終わりました。
昨日に引き続き、散々な結果です。


退屈そうな子供たち


明日は当初どおり、理数科教師の方にすべてを任せました。
彼も、この2回を見て、現状の自分が託したプログラムでは厳しいと思い、
急遽、だいぶ変更することになりました。
本来は自分が考えた内容とワークシートを使って、自由に授業をしてもらう予定だった。
せっかく作った教材は使わない予定。


自分はと言うと、最終日をどうするかで悩んでます。
予定通りすることも出来るけど、それに意味があるのか?
この2回と同じように散々な結果を引き起こさないためには改善が必要。
ちなみに、1回目も2回目の自分が英語が話せれたら事情は多少変わったと思う。
でも言語能力ですべてが解決する問題ではない。
今日改めて、自分は教育者でなく、研究者だと感じだ。


特に初日は、準備万全で望んだものの...
進行の仕方などで理数科の方にダメだしを多く貰いました。
今までは、学校で5年生を教えていた。
先生のフォローと子供達の理解力のおかげで、どうにかなっていたと思う。
でも、今回の相手は平均6歳ぐらいで約25人。
色んな要因はあると思うが、見事なまでの大失敗。
教材だけ見れば、いい出来だと誇れます。
でも、それを使う人間が...
理数科の人に、日本で教育経験をを少しでも学んでくれば良かったのに...
と言われてしまった。
もう英語のレベル以前の問題だ。


図書館の人は上手に子供を扱う。
それは日本の保育士さんみたいだった。
保育士の子供の扱いを始めて見た時は、すごく驚いた。
幼児を扱うのは、小学生を扱うのと全然違う。
それは、ベリーズでも同じだった。
参考になる人の姿を見て、理数科の人のアドバイを受け入れて臨んだ今日も...
最初だけ、改善できた。
でも、一瞬にメッキは剥がれ、あとは散々。
図書館の人のフォローでどうにか進めることは出来たけど、
自分の言いたいことはどれだけ伝わったのか?
10%あるのだろうか?
昨日、急遽全変更して苦労したのに。
内容や構成は問題はないと言われたが...


子供に質問中


当初の4回分のプログラムは崩壊。
そもそも内容が6歳向きではない。
4~11歳と聞き、低学年は別内容で引き受けてくれると言っていた。
でも、自分ではすべての年齢をカバーする内容を行えると信じていた。
低年齢用にしたことは、絵を増やすのと単語を簡単にしたのみ。
自分自身も変わる必要があるとは気づかなかった。
いつもどおり5年生を教える自分でしかなかった。
これをいつもの教室でいつもの生徒で行なえば、どうにかなると思う。


今回で色んなことが分かってきた。
特に一番問題なのは、内容が教育的である。
もう少し肩の力を落とした内容にしないといけない。
そう思うと、どうしても最終日の内容を改善したい。
肩の力を落とした内容を作ろうと思うと、逆に自分自信の肩の力は入りっぱなし。
そのせいで、今は何もアイディアがでない。
それどころか、今何をすべきか見えてこない。



気晴らしにブログを書いてみた。
至らない自分にチャンスをくれた図書館の人や子供たちのために妥協はしたくない。
人前に立つのが苦手だからこそ、選んだ道。
少し成長するチャンスです♪

2011.06.28 火曜日 16:10

2011-06-25

バヤリース

アサヒのバヤリースをご存知の方は多いと思う。
個人的には果汁が少ないからほとんど飲むことはないけど。
それが、今年で60周年みたい。



昨日、ふとベリーズに進出している企業を調べました。
外務省の2009年の記録ではゼロです。
予想通りだったけど、寂しいですね。
もし日本企業があれば、環境教育関連でスポンサーになって欲しかった。

で、調べている途中にバヤリースを発見。
特集のページを見ていたら、驚きの事実。
バヤリースのオレンジの産地はベリーズ。
ベリーズ産の横に※印があって、辿ると中米と表記。
※印がなければ、確かに誰も分からんわ!!

自分がよく飲むベリーズ産のオレンジは、
バヤリースの薄める前の原液と同じみたいです。
これから薄めれば、いつでもバヤリースが飲める?!

バヤリース60周年記念特設サイト
http://www.asahiinryo.co.jp/bireleys/sp/index.html

こだわりポイント 『ベリーズ産オレンジ』
http://www.asahiinryo.co.jp/bireleys/sp/quality/quality01_01.html



最近はオレンジの収穫が終わりを迎えたみたいで、市場で見かけない。
その代わり、マンゴーが市場を席巻している。
そして今日から、アボカドが割って入ってきた。
雨季乾季以外の季節の変わりは少ないけど、市場は常に変わっている。
些細な季節の変化を感じれた今日は幸せ。


オレンジ園 @スタンクリーク

オレンジの食べ方

ジュース工場に向かうトラック

オレンジウォークはオレンジがいっぱい取れる町...
ではなく、別名シュガーシティーと言われるサトウキビの産地です。
オレンジのトラックの代わりにサトウキビのトラックはよく見かける。
ベリーズに来るまで名前に騙されていました。

2011-06-24

笠岡諸島新航路再編

環境教育#4と番外編の日記が溜まってます。
書こうと思うんだけど、まだアンケートを集計していないから、
書くに書けないです。
今は図書館のワークショップの準備に追われてます。
来週の月~金曜日だけど、間に合うのか微妙!!

決まってから1ヶ月もあったけど、あっと言う間だね。
何をしてたんだが。


なので、今回は島関連の話。




笠岡諸島は岡山県笠岡市にあります。
JA笠岡駅から徒歩でフェリー乗り場に行ける便利な立地です。
駅前には美味しく安いパン屋があり、お世話になりました。
海のシーズンに行かなかったので、人は少なく、みどころの多い島々でした。
のんびりしていて、好きになった。


今度からフェリーの時刻が変わるみたいですね。
その経過も知らず、決まったという情報のみキャッチしました。

中国新聞 『笠岡諸島新航路再編で最終案』
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106230028.html


現在の時刻表
http://okayama.terra-aqua.jp/kouro.html



新しい航路は六島が行きやすそう。
その代わり、北木島で航路を変えることは出来ないのが残念。
高島で航路は変えれそうだが、だいぶ遠回り。
観光客から言えば、全島を寄る航路だと助かるけど、それはわがまま。
いかに、上手に渡るかがカギ。
島民にとって、これが改善されたのか改悪なのか、自分では全くわからない。
フェリーは島民にとって、大切な道なので、改善されたと信じたい。


以前行ったときは、7島中6島行き、六島のみ行けなかった。
今までたくさんの島を旅しながら、また何も計画せずに向かった。
その結果、1島を取り逃す結果となった。
もし計画がしっかりしていて、強行すれば全島回れた。
でも、いつもそうしない。

どの島と縁があるか?
それがいつの間にか好きになった。
フェリーに1分の差で乗れなかった時があれば、逆に運よく乗れたこともある。
たまたま行けなかった島の代わりに行った島で、いい出会いがあることもある。
六島はこの時に縁がなかった。
その代わりに勘違いでもう一泊した真鍋島では、島をぐるっと一周+αで満喫した。

島マニアとして、少しでも多くの島を踏みたい。
でも、数をこなすことが目的ではない。
六島を残さなければ、今後、笠岡諸島に行くことはなかったかもしれない。
でも、行けなかったことで、また笠岡諸島に行く機会を得れた。
何が功するかなんて分からないと実感できる旅が好き♪



夏休みにぜひ笠岡諸島に!!
フェリーを使おう、フェリーを永遠に存続させるために!

笠岡諸島歳時記
http://okayama.terra-aqua.jp/saijiki.html

2011-06-18

卒業式

今週と来週は小学校の卒業式シーズンです。
高校生は一足先に卒業式を終えました。

今回は7校中2校の学校から卒業式に招待されました。
その1校が昨日で、もう1校は明日。
正直、土曜日の昼間は困る。
でも、6年生は受け持っていないのに呼ばれたのは嬉しい。
来年は今の教え子5年生が卒業だから全7校から招待されたいな。


卒業式に参加するのは自分の高校の卒業式以来。
懐かしいですね。
最近、勝手きままに行動しているので、この日もぷらっと職場を出ました。
10時に出て、帰って来たのは17時。
しかもビールを6本も飲んで酔っていたから、怒られた。
日本人の印象が悪くなってすみません。



卒業式の会場は近くの複合センター。
日本と違い、学校に体育館がないから施設を借りるしかない。
翌日には違う学校の予約が入っている。
たぶん連日、ここは卒業式であろう。

会場



元イギリス領だったので、卒業生の服装はこんな感じ。
みんなデザインや生地が微妙に違うから市販品ではなさそう。
ベリーズではこういった晴れ姿や変わった衣装は親が作るみたい。
会場の装飾もそうだけど、みんなの手で作られている卒業式。
日本は厳かな式だけど、ベリーズは心温かい式。


卒業生



卒業生の入場行進は面白かった。
男女ペアが息を合わせながら、独特なステップで進む。
不慣れなペアは前のペアと大きな距離が空いていた。
女の子の中には、慣れないピンヒールに転びそうになる子がいて不安だった。


入場行進


卒業生は壇上に着席。
日本とはここが大きく違う。
日本だと主役の顔が見えないけど、ベリーズでは見える。
そもそも、日本では卒業生が主役ではないかも?

国歌斉唱前


国歌斉唱は若い先生の伴奏じゃなくて、アカペラに合わせて歌います。
この学校には音楽の先生が居るのに...
初めてベリーズでベリーズの国歌を聞きました。
日本ではネットで調べて聞いたけど。


それから卒業証書授与。
一人ひとり、写真を撮ります。
そして、その後にうっかりさんが卒業証書を忘れていく。
74人中5人が忘れた。
その度に、爆笑。
うっかりさん率が高いんじゃない??

授与


式の内容はだいたい日本も同じ。
先生やゲストスピーカー、卒業生の話。
卒業生、先生の表彰。
歌。
最後にひとつ大きく違ったことがあった。
それは、花を贈る。

造花で1輪の花だけど、各卒業生が舞台から降りて、両親に渡す。
花は先生が用意しているから、ただ渡すだけ。
それでも、見ていて感動ですね。
卒業生が主役で、親に感謝する、そういった良い卒業式でした。
日本のは単なる儀式にしか見えないなって改めて思った。

撤収



帰りに校長に誘われ、ランチ。
6年の担任と校長、副校長に自分。
5年の先生なら顔見知りで気軽なんだけど。
ランチ後に飲み屋に連れてかれ、ビールを飲む。
ベリーズの人はビールのお供がない。
セビチェで有名なお店なのにビールのみ。
結局、ギリギリに職場に戻り...


2011.06.17 金曜日 15:10

2011-06-15

環境教育 番外1

本日は通常授業の代わりに、
『ゴミ拾いとごみ調査』を行ないました。

約1ヶ月前に巡回先の校長より依頼が入りました。
ゴミ拾いをして、そのゴミを数え、グラフを使って発表する。
場所は近くの川。
なんでもゴミが多いらしい。

至って単純な内容だから、
午後の2時間を貰ってやればいいと思ってました。


でも結局本日、朝からフルに時間を使い、5時間半もかかった。
それでいて、プレゼンは中途半端。
色々と悪いですが、とりあえず、疲れたの一言。



本日までに校長と打ち合わせをすること数回。
先週には計画書と提出して、保護者への承諾書も作成しました。
当初は1クラスだったのに、結局3クラスとなり、色々と混乱が生じる。
というより、自分の英語があまりにも上達していない。

それで、先週の木曜日に打ち合わせ予定が校長が留守で、
金曜日に変更。
そのことに関して、校長から連絡すると言っていたが音沙汰がなかったので、金曜日はパス。
そうして、昨日も何の音沙汰がなし。
まあ、計画書も渡したしいいかなって思ったけど、ここで手を抜いたらいつもどおり。
そうやって、乗り越えれたことは多々あったけど、ここはベリーズ。


昨日の授業終了時間に訪問しました。
3人への先生に説明をするのだか、どう説明するか考えていなくもうグシャグシャ。
英語以前の問題が発生。
その上に、計画書は見たことがないと言うし、自分も余分に作ってなかった。
とりあえず、午後からのスタートを変更して午前の朝一にと先生方からアドバイスをもらう。
その日は、自分の段取りの悪さと英語に後悔がいっぱい.

家に帰ってから、全体の流れをしっかりと把握し直し。
先生への要望をリスト化し。
やれる準備はすべて行なっていたら、余裕で日付を越える。


当日の今日は、学校に行って各先生に一人一人に再度確認。
朝から一日のスケジュールを組み直しました。
かなりギリギリな行動。
それが終わったら、今度は各クラスで今回の趣旨を説明。
後は先生が注意事項やグループ分けなどを行なってくれた。
計画書に作業手順が書いてあるので、基本的には問題は生じないはず。
無事に、各クラス3グループ分かれ、9グループが完成。

実施場所は、校長希望の川周辺と自分推薦の公園と学校周辺。
なぜなら、校長希望の川は投入人数に対しゴミが少なかった。
ゴミ拾いの運営に関しては、事前にNPO富士山クラブで再勉強してきました。
クラスが異なる3グループを1つとして、3つに分け、それぞれの場所に移動。
この説明が昨日は大変だった。

ゴミ拾い後は、ごみ調査、プレゼンの準備と発表。
先生に何度か仕事が多いと言われてしまうほど、多かった。
特にプレゼン準備が2時間以上もかかった。
各先生が途中で妥協策を考え出し、時間内に発表をしてくれた。


結局、自分はひたすらクラスを回って写真を撮るのみ。
今回なんとか乗り切れたのは先生方の力。
計画書に書かれた少しの文から、自分のしたいことを読み取ってくれて、
上手に時間と子供をコントロールしていた。

最後に先生が今日は子供達に良い経験だったし、思い出に残ると言ってくれた。
でも、正直、今回は反省がいっぱい残る結果だった。
それだけに、もう一度機会があったら、しっかりとした企画を実施したい。


写真などは近日にUPします。


2011.06.14 火曜日

2011-06-14

吐噶喇(トカラ)列島へのお誘い

吐噶喇(トカラ)列島を知っている人はどれくらいいるだろうか?
フェリーは週2~3便。
しかも、よく欠便します。

小笠原の方が便数も所要時間も不便ではあるけど。
秘境の島と言えば、トカラであろう。
屋久島や奄美大島に行ったことがあっても、
その間にあるトカラに行ったことある人は少ない。
それどころか、知ってさえいないのだ。

小笠原はまだ行っていないが、
屋久島や奄美大島によりもトカラが一番。
自然豊かで不便極まりないこの島だからこそ、
生きることの難しさや尊さを学べます。

そんなトカラでは近年、村おこしが盛んです。
マラソンや体験ツアー、ファンクラブなど。
トカラを愛する人たちでどんどん盛り上がっています。

そして、今回はこんな企画を発見。
『トカラ列島村おこしボランティア2011』
http://tokara.ecoff.org/


普段行けない場所で、たくさんの体験ができるいい機会だと思う。
普通に観光するのには、あまり選択肢にあがらない島。
交通費など考えると多少値が張るけど、世界は変わると思う。
同じ日本で、こんなにも違う世界があるとわ。
たった一つの行動で未来が大きく変わることがある。


最近、知り合いの人が自分のしてみたいことをしていてうらやましく思う。
そのきっかけはたった1本の電話。
自分は電話をして受け要られなかったときのことを心配して動かなかった。
もしかしたら、そのチャンスがあったかも知れないのに。
何かを言い訳に、現状にすがることが多い。
時間、お金、職、未来...


今、ベリーズと言う国で生活をしている。
ベリーズは日本で知られていない国だから、まだ少々の発見がある。
でも、タンザニアに1カ月行ったとき、大きな感動は少なかった。
今の世の中、TVやネットで世界中のことを知ることができる。
それは必要な知識かも知れないけど、そのために新鮮さを失う。
メディアに紹介されたことは、仮想体験できてしまう。
現実と仮想では異なるけど、その差はどんどん埋められている。


トカラと言えば、秘境と言うことで多少メディアにも出てくる。
少し前には皆既日食で話題にもなった。
でも、情報過多な日本ではまだまだ知られない部分が多い。
そんな意味でトカラは、海外よりも価値があると思う。
物理的に遠くても、応募すればコンビニに行く気軽さで行ける。
壁の向こうなんて案外どってことない。


ちなみに中之島は3泊したのかな?
空き地にテントを張らせてもらって。
博物館がお休みなのに特別にあけてもらって。
トカラ富士をお鉢めぐりをして、そのまま温泉に入らせてもらって。
島内をひたすら歩き続けて。
ホワイトガソリンがなくなり島民から分けてもらって。
色んな親切を受けてました。
なんとなく上陸した島だったけど今でもよく覚えている。

【参考】
秘境 吐噶喇
http://www.aruzou.com/tokara/top.htm
刻を忘れさせる島 吐噶喇
http://www.tokara.jp/

2011-06-10

環境教育 #3

昨日で、環境教育#4の巡回も終わりました。
来週にあと一校、特別授業を終えれば夏休みです。
とは言ったものの、学校巡回のみが夏休みでやることはたくさん。

当面は図書館のワークショップが問題。
ようやく、プログラムができて昨日チェックをしてもらった。
思ったより好評だったので、プログラムに沿って、内容を作ります。

来週の特別授業は、2時間使って、ゴミ拾い+ゴミ調査+発表です。
これは、あと1回先生方と打ち合わせをすれば当日。
先生や子供達の動きが自分の予想と大きくずれないことを祈るのみ。



環境教育#3は、ゴミ問題。
先に子供の絵だけはアップしました。

授業は写真を使って解説。
まず、どういったゴミが生徒の生活の中であるか聞いて。
一枚のゴミの写真を見せる。
そして、それが死んだ海がめの内容物だと言う。
それから、何故カメが死んだのかを解説。
一番伝えたかったのは、
海から遠いこの町でも、何気なく捨てるゴミが海がめを殺す可能性があること。
町でポイ捨てしたゴミが、雨で流され、川に行き、海に漂い、カメがそれを食べる。
話の途中で、珍しく質問が多く、とても興味を持った様子。

その後に、5つの問題を紹介。
・釣具で死ぬ生き物
・ゴミで怪我をする子供
・ゴミで閉塞した水路と洪水
・ゴミでできた水溜りに大量発生する蚊
・不法投棄現場で大量発生する蠅

どれもが単なるポイ捨てがきっかけで発生する。
そして、ポイ捨てが悪いことだと念を押す。
前回の授業でもポイ捨てが悪いことを伝えたが、一部の子供達はそうは思わないみたい。
今回の授業で、ポイ捨てが悪いことだと全員が認識してもらえると嬉しいが...
Why, if littering is bad, why do people go to dump garbage somewhere? It is still littering.
とアンケートの質問欄に書かれていた。
この問題は簡単には解決しない。
たくさんの人に何度も何度も伝えて、それでも少し変わるかどうかであろう。
でも変わらないことはないので、繰り返すしかない。




最後はご存知のとおり、絵を描いてもらいました。
何人かは、写真の通りに書けばいいのって聞いてきたので残念。
ベリーズでは自ら創造する機会が少ないみたいで、
絵を書くことは、黒板の字をノートに書く作業と同じと認識している子がいる。
でも、絵を見ていると、子供の理解度がよく分かります。
いつもアンケートをして、それで理解度をチェックするけど、
言葉と絵の表現力の差を改めて感じた。


にしても、プロジェクターも磁石対応黒板も無いのはメンドイ。

2011.06.10 金曜日 8:50

2011-06-09

『田代島』 宮城県

久しぶりにニュースをみたら、こんな記事が...
 「猫の島」に愛の手を…全国に支援呼びかけ
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110608-OYT1T00625.htm





田代島は昔に行きました。
あの頃は、猫の島よりもマンガアイランドで有名だった。
確かに、猫が多い割りに犬がいないとは思っていたけど、
ウィキペディで調べて、ようやく合点しました。

ウィキペディ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%BB%A3%E5%B3%B6


田代島に限らず、宮城県の島は平均年齢が高いです。
特に学校が廃校になった島は、超高齢化社会となってます。
何歳になっても、畑仕事や漁に出掛けている年配の方を見ていると本当に感心します。
よそ者の自分に対してとても親切で、食べ物をくれたり、島の話をしてくれました。


田代島は、残念ながら日帰りで行った島。
テントなど30kgを越えるザックを待合所に置いて、ぐるっと一周。
アウトドア施設にあるマンガアイランド。
猫神社。
見所は少ないけど、自然はたくさん。
山の中では最高点の三角点を目指し頑張りました。
その当時は猫に関しては、何も知らなかった。
でも多かったことは印象にあります。

島は孤立しているおかげで、いろんな文化や習慣が生まれる場所。
田代島も本土からそんなに遠くはないのに、猫が多いという特色が生まれた。
それが島民全員に受け要られるかは難しいけど、
そういった違いを知ることは本当に面白い。
島の文化の多様性に感心し、民俗学にあこがれた。


島で生きることは孤立しているがゆえに難しい。
有人島が無人島に変わったり、なりそうな島はいくつか見てきた。
でも、盛り返した島もある。
この地震はたくさんの被害をもたらした。
でも、地震によって新しく息吹くこともあると思う。
北海道の奥尻島も震災後に大きく復興した。

断水も続く田代島の島民に対して自分ができることは?
ベリーズにいると悲しいほど選択肢は少ない。
田代島を始めとした島々の島民の方は大変に頑張っている。
忙しい中でも、昔みたいにのんびりと井戸端会議をして、時には頑張らないで欲しい。
島の人口は少ない、だから1人1人の力が大きい。
辛くても、健康な日々を過ごしていただきたい。

勝手ながらベリーズ、オレンジウォークより。

2011-06-08

環境教育 #3 お絵かき作品集

環境教育#3のテーマは『ゴミ問題』

授業の最後に、いつものアンケート用紙の裏に絵を書いてもらいました。
何故、絵を描いてもらおうと思ったのかは謎?
思いついた経緯が分からず、いつの間にか授業内容に取り入られてました。
正直、この内容に絵??と必要性に疑いを持ちましたが、
変更せず、各学校で実施しました。

今回紹介するのは、約300点の中から10点です。
大口の学校が中止になったのは残念だった。
一番、いい絵を書いてくれそうな学校なのに。



動物に対するポイ捨ての脅威

ビニールと海草 @海中

悪いポイ捨て習慣

不法投棄場所 @学校近く

水路閉塞と洪水発生 

釣具と鳥

ハエの発生は動物の死骸

どちらの地域に住みたい

安全な遊び場?

ゴミによるカオスな世界
タイトルを勝手につけてしまいました。

自分の見本をそのまま真似して書いた子。
授業で教えたことを頭でイメージして書いた子。
学んだことを発展して書いた子。
絵を見るとその子の理解具合がよく分かります。

今回はテーマが悲しいので仕方ないですが、
明るいテーマで楽しい、幸せな絵をみたいです。

2011.06.07 火曜日 10:40

2011-06-03

環境教育 #4 始動

昨日より、4巡目が始まりました。
イースター以降、2週間で1巡を3回繰り返します。

なので、2週間に1つの授業を作ればいいだけですが、
これがかなりハードワーク。
ベリーズのもう一人の環境教育の人は1週間ごとに授業を作るので、
自分には信じられない。
自分なら完璧に間に合わない。

なぜ時間がかかるかと言うと、
授業構成に悩むのと、その参照資料などを集めるから。
その後に、日本語で文章を作り、英語に変換。
最後に、付属の補助教材を作る。
最近、思うが環境教育と言う職種はかなりめんどくさいのでは??

今回の教材




4巡目のテーマは、
『Sustainable Living』
です。

今回が終わると9月まで授業ができません。
夏休み最後の授業に何をしうようか迷いました。
最初は、校内のゴミ拾いとそれに関するアクティビティーを考えてました。
でも、結局は夏休みの間に続けてもらえることを考えました。
日本で言う、エコライフを伝えることにしました。

テーマが決まれば、
あとは授業の構成のみ。
何をメインにして、メインの前後をどうするかって問題。
今回も悩みました。
なかなかすっきりとアイディアは出てこない。

完成して、チェックをしてもらい、同僚に読んでもらい録音しました。
それから家で練習。
前日の夜にふと気づいてしまいました。
導入が思った以上にインパクトが小さい。
他のアイディアがふと浮かび、それのほうが良い。
でも今の導入も捨てたくなし、追加するには余裕がない。

とりあえず、昨日は変更なしで授業。
最初の授業は過去2回ひどい有様だったので、
今回はそれなりに練習を重ねたけど、
思った以上の出来ではなかった。


結局思うが、10回20回の練習より1回の本番の方が身につく。
それは、まだ自分の練習が練習のレベルであり、本番らしくないからである。
子供達の反応や作業具合は本番じゃないとわからないし、
学校、クラスによってだいぶ差がつく。
自分は17クラスで同じ授業ができる。
最近、これはこれで気持ちが落ちる時があるが、
それだけ行なえば、改善がいっぱい出来る。

目標カード 400枚
2011.06.02 木曜日 16:25


《追記》
本日はいつも以上に荒れました。
4クラスが学校対抗のサッカーで2クラスに。
そのうちの1クラスが最悪。
問題児2人により終始妨害。
科学の先生が何度怒っても意味なし。
騒ぐ、席を移動する、妨害する。
自分の小さい頃みたいで本気でウンザリ。