2012-07-21

BAS Summer Camp

先週土曜日にBAS (Belize Audubon Society)のサマーキャンプのお手伝いをしてきました。
サマーキャンプと言う名の日帰り自然体験ですが…
ベリーズでは夏の子供向けイベントはほとんどがサマーキャンプと言われてます。
BASはベリーズでも大きな環境系のNGO団体です。
ベリーズの保護区を9箇所も管理しているぐらいしっかりとした団体。
Earth Dayの時は大規模なクリーアップキャンペーンも実施していました。
今回の行き先はSt. Herman's Blue Hole National Parkです。
我々、日本人は山のブルーホールと呼んでます。
世界的に有名なベリーズのブルーホールは海にあります。
スケジュールは、自然散策→ゲーム→昼食→工作→水遊び。
参加者は5歳ぐらいの子から中高生、保護者まで幅広い年齢層。
参加者の人数は20人ぐらいだったので、定員30人より少なめ。
現地スタッフを含めるとBASスタッフは7人ぐらいいました。

ビジターセンター

展示室

敷地案内
葉っぱ試食

洞窟散策

洞窟

自分のお仕事はネイチャークラフト。
お願いしていた道具や材料の手配はしっかりとしていたので大助かり。
細かいことを言えば、いくつか問題はあったけど…
場所は想像よりも狭くて困った。
でも、スタッフの人がフォローしてくれたので大助かり。
小さいお子さんには保護者がいるから、楽♪
今回は2つの作品を作りました。
ペンダントとクリップ。
簡単で子供たちの創造力を問うクラフトにみなさん満足。
ネイチャークラフト

ペンダント

真剣にクラフト中


久しぶりに自然に触れることができた。
ベリーズは未開の土地がたくさんあるけど、未開なために近寄れない。
環境教育は教室で学ぶよりも青空の下で感じるほうが良い。
日本では気軽に自然散策できることは恵まれている。

水遊び

山のブルーホール

2012-07-18

ホイッスル作り

本日はホイッスル作りを教えました。
本当は警察のちびっ子クラブ的なところに提案したいのですが、
思うように行かず、いつもの場所で子供たちに教えました。



今回の生徒は少なく、年齢も高かったのでホイッスル作りをするにはちょうど良かった。
ホイッスル作りは案外と難しく、丁寧な作業が必要。
でも参加者8人中完璧なホイッスルを作れたのは0人。
自分が少し手を加えて、音が出たホイッスルが5個。
手の施しようがない残念なホイッスルが3個。
あまりにも無残な結果に、王冠を使わない簡単なホイッスルの作り方を紹介して、
子供たちのご機嫌を獲得しました。
このホイッスルは推し進めたいアイテムだけあって、今回の結果はかなりショック。



今回の失敗は子供たちを観察していたので改善することは出来る。
一番の問題点は、ニッパーを使って王冠の脇の一部を切ること。
この問題点を解決、いや、逃げるなら、事前に一部切った王冠を子供に配る。
子供たちにこの作業を実施してもらうなら、ニッパーの特徴をしっかりと説明しないといけない。
でも説明したり、見本を見せても全員が完璧にはできない。
この作業の出来次第でホイッスルの出来が左右されるので悩ましい。
他にも問題はあり、改善策や逃げ道はあるけど…



今回の参加者は年齢が思ったよりも高く、人数も少なかったからフォローがそれなりにできた。
ターゲットの警察のちびっ子クラブはちびっ子たくさんなので不安。
自分の理想はちびっこたちがホイッスルを作り、防犯のために外出時はホイッスルを首からかける。
日本の子供が防犯ブザーを持つように、ベリーズの子供たちがホイッスルを持つようになって欲しい。
防犯のためにただホイッスルを配るだけでは子供たちはホイッスルに関心を抱かないが、
自分が作ったホイッスルなら確実にホイッスルに関心を持ってくれるであろう。
ホイッスルを有効活用してもらうための最後の仕上げは『狼少年』の話。
ベリーズの子供たちは無意味にホイッスルを鳴らすことは目に見えているので、釘を打たねばならない。
目指すは『エコ』×『寓話』=『防犯』で!!


作り方はこちら⇒ http://fukutaro-f.blogspot.com/2012/06/blog-post_24.html

2012-07-06

Nature Craft を始めました。

BAS(Belize Audubon Society)からリサイクル工作とネイチャークラフトの依頼を受けました。
7月に1回、8月に2回あるイベントの中で1時間ほど教えます。


BASは環境系NPOでベリーズの保護区の管理業務を委託されてます。
特に野鳥関係を専門としてます。
この前のEarth Dayではハイウェイのクリーンアップの音頭を取ってました。
Belize国内では活発に活動している大きな環境系NPOです。


受けた依頼内容は、
『参加者の子供たちに1時間で、お土産になるようなリサイクル工作またはネイチャークラフトを教えて欲しい』
です。
リサイクル工作に関しては、経験値が増えたので全く問題なし。
ネイチャークラフトはその名前さえ忘れていたぐらい、最近は縁がない。


依頼を受けて、まず木工ドリルを購入しました。
手ごろで可愛らしいドリルが低価格で簡単に入手。
家に万力がないため、ドリルを使うときは両足で固定しなければならない。
木の枝に穴を開けるときは良くドリルの先が足の詰めにヒットします。




私としては、せっかく保護区でのイベントなので現地に落ちている木の枝や木の実を使ったネイチャークラフトばかり教えたい。
保護区に来てまでリサイクル工作を教えるのはナンセンスにしか思えない。
そうは思ったけど、独断で先方の要望を変更することはわがままである。
ミーティングでは両方の作品を紹介して、その中から何を教えるか選定した。
思った以上にすべての作品が受け入れられ、逆にめんどくさい。

今はネイチャークラフトのアレンジと見本作り。
欲しい道具や材料がなかったりするので、代用方法を考えたり、
ちびっこにも簡単かつ安全にできる方法を考える。
それとは別に今後のためのアイディアを模索中。
一番の悩みは、木の実がない。 
ちょい前だったらグアナカステの実が取れたのに。


今週は予定していたサマーキャンプ1週間分が連絡の不備で流れた。
いっぱいある時間を情報収集に努めてます。
ネットが自由に出来る環境は楽でいい。
ネットがないと自分の活動の半分は機能していなかったであろう。

2012-07-01

Toucan

新聞情報だと近々、Belize zooで国鳥のToucanが見れるようになります。
Toucanは日本で言うオオハシ科の鳥で嘴が派手で大きなことが特徴です。
日本の動物園で見かけると思うので、日本人にはそんなに珍しくないかも?

ベリーズの国鳥はオオハシ科のサンショクキムネオオオハシ(Keel-billed Toucan)です。
 
国鳥とあってベリーズでは色んな場面でそのイラストを見ることがあります。
 
 

Wikipediaより転用


噂だと以前にベリーズ動物園にいたToucanは野生動物に食べられたとか?
それ以来数年、ベリーズで唯一の動物園で国鳥が見れないという残念なことが起きてました。
国鳥なんだからすぐに補充すればいいのに、なんでそのままなんだろうと思いました。
動物園は子供たちが動物を身近に観察できる場所だから、国鳥はすぐにでも必要なのでは?

今まで新しいToucanが来なかったのは、動物園の方針だからです。
この動物園にいる動物は、わざわざ捕獲してきた動物ではなく、
何らかの理由で保護された動物たちです。
今回動物園に来るToucanは、森林伐採された地域で親鳥に見捨てられ衰弱していたところを保護されて、雛から成鳥まで育てられてきました。

日本の動物園の動物は、捕獲した動物と保護した動物の比はどうなんだろうか?
ベリーズ動物園では保護された動物のみだから、珍しい動物はいない。
日本人から見ると面白くない動物園として隊員には見向きもしない動物園ですが、
動物園の方針や展示の仕方など共感できることがお気に入りです。

Toucan情報を聞いて以来、また動物園に行きたいけど、
『近日』とは具体的にいつごろなんか??
今年中には動物園に来てほしい!


ちなみに
ベリーズの国鳥はKeel-billed Toucan、国獣はBaird's tapirで 
日本の国鳥はキジ、国獣は錦鯉(ウィキぺディア情報)です。