2012-05-31

リサイクル工作教室4週目

クラフト教室4週目は3日かけて花を作りました。
1日目は花弁のみ。
2日目は茎と葉を作り、花弁をつける。
3日目は空き缶に花を固定して終わり。
この内容はNDACCの提案で第1週に実施する予定でしたが、
途上国にあるよくある諸事情で延びに延びた。
3日間で1つの作品を作る場合、一番困るのが欠席者。
1日目だけ来る子は、中途半端な作品だけ残り、
2日目から来る子は、個別に1日目の内容を教えなければならなく、
3日目だけ来る子は、全て説明するのにめんどくさい。
3日目になると、3日目の作業内容を教える一方で、
個別に1日目の内容、2日目の内容と子供の進捗状況に合わせて説明しないといけない。
大人も一応はフォローしてくれるし、出来る子供は他の友達に教えてくれているけど、
一日一工作の週に比べると、三日一工作は忙しい。

《花弁作り》
当初は違う方法の花弁を作る予定だったけど、
先週より生徒の年齢と工作レベルが落ちたので、
簡単なおりがみで作る花弁に変更。
花びらを5枚作って糊で付ければ完成。
簡単に作れるので大小の2つを作ってもらった。

《茎と葉っぱ作り》
花弁を支える茎と葉っぱを雑誌で作り、組み合わせる。
花弁に針金を通して、茎に巻き固定しようとしたが、
花弁が大きすぎて自重で花が下を向いてしまった。
花弁の取り付け方を多少変更して、テープでつなぎ目を補強することにした。
テープがあまりに粘着力がなく、あんまり意味がなかったのは残念。
そもそも、花弁と茎を別に考えていたのが駄目だった。
最初から組み合わせる方法を考えてから、作り始めれば良かった。
針金さえ丈夫であれば茎としてそのまま使えたのに。

《花の固定》
空き缶の上を切り落とし、切り口をヤスリで削る。
セメントを空き缶の1/3ぐらい入れて、花を挿す。
花が倒れないように新聞紙を丸めて缶の中に入れる。
以上で、3日間に渡る花作りは終了。
この日は、セメントを配給しながら、作業が遅れている子のフォロー。
フォローに集中すると子供たちが勝手にセメントを缶に入れ始める。
何故かセメントをたくさん入れる方がカッコいいみたいな雰囲気で、
他の人の分を無視して入れる子を止めると、納得のいかない顔をする。



とりあえず、計画通り4週に渡るリサイクル工作教室は終了。
今週水曜は今までの作品をBHOCに展示。
このリサイクル工作教室はまだ続きそう。一旦、終わって欲しいが。
リサイクル工作のアイディアはあるけど、
今の生徒に合わせた工作を考えるとそんなには多くない。
材料の調達、道具、コスト、工作レベル、工作時間、芸術性など条件は多々。

2012-05-30

リサイクル工作教室3週目

第3週目は金曜日を休んだので水、木の2日間行ないました。

第3週1日目はアルミ缶で花のバッジ作り、
第3週2日目はアルミ缶で小皿作りをしました。
本当なら3日目はアルミ缶でキーホルダー作りでした。
っと言うわけで、アルミ缶がメイン。


この週は一番イラっと来た週。
NDACCが主催で参加者などの管理をしているけど、
その情報をはっきりとBHOCや自分にくれないので、
人数に合わせた準備が出来ない。
突然に新規メンバーが15人ぐらいと警察官が増え大慌て。
2週目までは7人ぐらいだったので、一気に増員。
人員が増えるか増えないか、必要な材料が用意してくれているのかしていないのか、
すべてが曖昧な上に担当者が時間になっても来ない。
そんなことで、この週は荒れに荒れた感じ。
一番の被害は今まで来ていた初期メンバー、新しい工作を教える余裕がなかった。


《花バッジ》
アルミ缶を切り開いて、一枚のアルミ板にします。
型を使って花型、丸型など花のパーツを切り出します。
花弁を曲げて立体感をだし、接着剤で各パーツをくっつける。
裏側に安全ピンを付ければ完了。
ポイントは手をアルミで切らないことと接着剤を手につけないこと。






《小皿》
本当の名前は灰皿ですが、ベリーズでは喫煙はかなり印象が悪く、喫煙者はかなり少ない。
なので、名前を変更しました。
そもそもNDACCはドラッグやタバコの禁止を啓発している団体なので!
空き缶の上部をまず切り落とします。
その次に下部をマスキングテープでぐるっと一周カバーします。
(このマスキングテープはかなり役立つ技です)
アルミ缶を上部からマスキングテープまで縦に切ります。
切り終えたら、短冊を90度外に広げて水平にします。
後は短冊を2つ隣に折り曲げていけばお終い。





段々と余裕がなくなり、写真が撮れない。
ひと段落した頃には大半の子が終わっているか終わりかけている。
昔みたいに10人以下でのんびりと工作したい。

2012-05-18

リサイクル工作『扇子』

扇子は簡単に作れるので低学年にオススメです。
マーカーを用意できれば、個性豊かな扇子が出来上がります。

試作品

オレンジジュースのパック

1.パックを開く
牛乳パックもしくはジュースのパックを開く。
1Lサイズが1本か2本あれば十分。

2.パーツ作り
型を使って1本のパックから6枚のパーツを切り取る。
型のサイズや形は決まっていないのでご自由に。
自分の型は笏(しゃく)みたいな形。
 各パーツの下にペーパーパンチで穴を空ける。同じ位置。
 パーツの上から5cmのところの右端に2cmの切れ込みを入れる。


3.組み立て
 重ねた6枚のパーツの穴に割りピンを通す。
 割りピンを広げて、余分な部分を切り落とす。
 扇子を広げて、パーツの切り込みに次のパーツを挟む。


 
4.デコレーション
 広げきった扇子をマーカーなどでデコレーションする。
 シールや小物などを貼り付けるのもあり。



最後に生徒の作品を紹介します。
自分では出来ないような素晴らしい作品達です。






2012-05-16

リサイクル工作教室2週目

先週がリサイクル工作教室の2週目でした。
2週目もNDACCの準備不足により、スケジュールの変更あり。
この週は3日間で1作品でなく、各日1作品の単発教室でした。

作った作品は以下の通りです。
1日目→扇子
2日目→おりがみ
3日目→ペーパーロールオーナメント


《扇子》
牛乳パックorジュースパックを使用。
マーカーで内側に好きな絵を描く。
材料調達は楽だし、道具も大して要らず。
シンプルでも個性が出る工作なのでオススメ。
特に低学年向けにはいいのでは?





《おりがみ》
二十四面体(?)を教えました。
理由は派手でインパクトがあり、もっとも得意な作品だから。
意外にも30分強でみなさん完成。
生徒の工作レベルが高いおかげかな?
基本は単純だから高学年なら作成可。




《ペーパーロールオーナメント》
おなじみの工作。
今回の見本用に新しいデザインを作成。
シンプルかつクリエイティブに。
低学年から高学年まで出来る工作。
みんな見本を真似するので個性は出にくい。







扇子の作り方は別の日記で紹介します。
気に入ったので、今度は学校の美術工作クラブで低学年に教えます。

最近、工作の話が多いけどちゃんと環境教育の授業もしています。
残り短い任期で色々とやりたいけど、やりたいことすべてが順調とは言えず。
母の日の計画は結局実現できず、反省がいっぱい。

2012-05-12

リサイクル工作『ペーパービーズ』

簡単にペーパービーズの作り方を紹介します。
ネットで見るような売り物にできるクオリティーは作れないですが、
小学生でも楽しめるリサイクル工作の1つとして実践してみてはどうでしょうか。

ベリーズの小学生にはかなり好評でした。
実際に子供たちに作ってもらうと問題点も少し出てきました。
日本では工作をしなかったので、
試作を作ったり、教えるのには苦労します。
特にビーズを使ったアクセサリーを作ったことがないので、
出来たペーパービーズをどうしていいのか困った。
いつもそうだが、物を作ることはできるが、
その物で人を魅了できるようにアレンジすることが下手である。


《ペーパービーズの作り方》
基本的には4つのパートに分かれます。

1.紙
ペーパービーズは雑誌を使うのがオススメ。
用紙の長いほうを縦にして、ビーズ用に好きな形とサイズの用紙を切り出します。
子供に教えたのは、底辺が2cmの二等辺三角形で高さは雑誌のサイズ。
試作では底辺の長さを変えたり、台形の用紙も作ったりした。
底辺が小さいと丸めるときに子供には難しく、底辺が大きいとビーズが不恰好。
ちなみに底辺を同じにしても、雑誌のサイズや紙の厚さによって、できるビーズは様々。




2.巻く
切り出した紙をひたすら巻きます。
底辺から5~10cmにスティック糊を付け、爪楊枝で綺麗に巻きます。
最後の5cmぐらいにまたスティック糊を付けて巻けば完成。
端は剥がれないようにしっかりと貼り付けましょう。
巻き終えてもビーズを爪楊枝から外さないように!!



3.ニス
ニスでビーズをコーティング。
女性ならマニキュアを使っても良し。
雑誌の色合いを大切にするならクリアタイプ、
雑誌の色合いを気にしないならカラフルなタイプ、
派手にしたいならラメ入りのタイプを使いましょう。
爪楊枝つきのビーズをニス、マニキュアで塗ったら、
爪楊枝を発泡スチロールやダンボールに挿して1晩放置。
ニスを塗りすぎると爪楊枝からビーズを抜くときに苦労するので薄く塗りましょう。




4.アクセサリー
ビーズが完成したら好きなように使って、アクセサリーを作ってください。
単純なのはブレスレット、子供向きで一番。
ネットで検索するとビーズの使用例が色々とあります。







2012-05-11

リサイクル工作教室 1週目

今月よりリサイクル工作教室が開始されました。
提案はNDACCで、会場はBHOC、講師は自分です。
NDACCとBHOCの略が何か知りたい人はググってください。

このイベントは今月末ぐらいに一括で説明します。
とりあえず、毎週水~金曜日16時→17時を4週とかなり時間が縛られる、
自分にとってはやっかいなイベントです。

先週は、ペーパービーズでブレスレットを作りました。
本来は3週目の予定でしたが、
向こうの準備不足で急遽スケジュールが変更になりました。

先週は以下のスケジュールで実施。
1日目 ビーズ作り
2日目 ビーズ作り+ニス塗り
3日目 ブレスレット+キーホルダー作り

説明するのは大変なので、写真で誤魔化します。
一つ失敗したのは、グリッターをニスに混ぜたこと。
グリッターとはラメのことで、この国の人は工作には何かと使います。
子供たちの大好きなグリッターでウケを狙ったら思わぬ副作用が...

参加者

ライン引き

紙を丸める

真剣

ニス塗り

ニス塗り

多すぎるグリッター

ムラのある出来

アクセサリー作り

かなり真剣

終了間近

ブレスレットとストラップ(?)

参加枠は6校から各5人だったけど、
実際に来たのは10人も満たなかった。
理由は後日説明するかも。

ペーパービーズ自体は簡単に作れる。
でもビーズを使ったアクセサリーのアイディアやどう作るのか不明。
今回は単純なブレスレットに逃げました。
ビーズの使い方にもっと幅を持たせることができたら、良いのだが。